瞎卻かつきやく)” の例文
大千世界を見ること、掌中の菴羅果あんらくわの如くすといふ程の意氣が無くてはならぬ。一卷の蠧書としよに眼睛を瞎卻かつきやくされて、白首皓髯、猶机を離れずといふやうではならぬ。
努力論 (旧字旧仮名) / 幸田露伴(著)