監視亭かんしてい)” の例文
監視亭かんしていの机の小ひきだしから、独りこッそり毒薬袋を取出して、それを二人分の量に薬紙やくしへ小分けしていた。やりつけているに違いない。薬剤師のような手つきである。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)