“玄叔”の読み方と例文
読み方割合
げんしゅく100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「時刻がだいぶ過ぎたようですが」と甲斐はその場の気分を変えるように云った、「よろしければ長沼玄叔げんしゅくの件に移りましょうか」
「わからぬ、が、すでに万治の例がある、彼と渡辺七兵衛とは、機会さえあれば役に立つだろう、長沼玄叔げんしゅくの件は申し渡したな」
「今日は長沼玄叔げんしゅくという者に死罪の処置がきまった、舎人は知らないだろうが、玄叔はその父の罪によって、追放となったにもかかわらず、親族のはからいで城下へ戻り、江戸邸の中に寄宿していたことがわかったのだ」