爽々さばさば)” の例文
突然、彼は、かついでいた竹刀と目録とを、欄干から谷間へ、ほうり捨ててしまった。そして、何丈か下の水面で、どぼん——と白い光がちらかると、初めて、爽々さばさばしたように
松のや露八 (新字新仮名) / 吉川英治(著)