“焔魔様”の読み方と例文
旧字:焔魔樣
読み方割合
ゑんまさま100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
頭痛を押へて思案に暮れるもあり、ああ今日は盆の十六日だ、お焔魔様ゑんまさまへのお参りに連れ立つて通る子供達の奇麗な着物きて小遣こづかひもらつて嬉しさうな顔してゆくは
にごりえ (新字旧仮名) / 樋口一葉(著)
はあ私はまだお名前を承りませんでしたといふ、嘘をいふと盆が来るに焔魔様ゑんまさまへお参りが出来まいぞと笑へば、それだとつて貴君今日お目にかかつたばかりでは御坐りませんか
にごりえ (新字旧仮名) / 樋口一葉(著)