濃霧帯フオジヒフイテイス)” の例文
やむときなく暴風雨が吹き荒れている南氷洋の怒号帯ローリングホテイスや五里霧中の濃霧帯フオジヒフイテイスを越え、氷山と圧氷の間を徘徊してきたなどといってみても、誰一人、真に受けるものはなかった。
南極記 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)