湯気いきり)” の例文
旧字:湯氣
黒く煤けた大釜の蓋の隙間から白い粥の湯気いきりがすうっとのぼって、冷やかに地底の冷気に融けて、また、すうっとあがってくる。
地上:地に潜むもの (新字新仮名) / 島田清次郎(著)