“渾沌（はじめ）” の例文

草山ひとつ縁の渾沌（はじめ）よりぞ

独絃哀歌 (旧字旧仮名) ／ 蒲原有明(著)

“渾沌”の意味

《名詞》
渾沌（こんとん）

神話などにおける大地創造で大地がまだはっきり分かれていない状態。

物事の区別がはっきりしていないさま。
(出典:Wiktionary)

“渾沌”の解説

渾沌（こんとん、húndùn）または渾敦は、中国神話に登場する神または怪物の一つ。
『荘子』においては、目、鼻、耳、口の七孔が無い中央の帝として、「渾沌」の表記で登場する。南海の帝・儵（しゅく）と北海の帝・忽（こつ）は、自分たちを手厚くもてなしてくれた渾沌の恩に報いるため、渾沌の顔に七孔をあけたところ、渾沌は死んでしまったという（『荘子』内篇應帝王篇、第七）。転じて、物事に対して無理に道理をつけることを「渾沌に目口（目鼻）を空ける」と言う。
(出典:Wikipedia)

渾	漢検1級 部首:⽔ 12画
沌	漢検準1級 部首:⽔ 7画