渥丹あくたん)” の例文
また渥丹あくたん色に熟み爛れ、草の実はふくらみきつた莢からおのづと爆ぜ割れて、そのはずみにぴちぴちとかすかな音を立てて広い外界へと飛び出してゐる。
独楽園 (新字旧仮名) / 薄田泣菫(著)