正義標ゼルツァーロ)” の例文
*7 正義標ゼルツァーロ 三角錐形の置物で、頂上に帝室の紋章をつけ、三つの面に各々ペテロ一世の勅令を彫みつけたもので、役所のテーブルの上に必らず備えつけられていたもの。
そこには大きな安楽椅子が一脚あって、テーブルの上の*7正義標ゼルツァーロと二冊の部厚な書物の蔭になって、所長がその椅子に、まるで太陽のようにただ一人ぽつねんと坐っていた。