槃桓磅礴ばんかんほうはく)” の例文
大学の椅子さえ抛つくらいだから、七シルリングの御弟子を疎末そまつにするのは無理もない。先生の頭のなかにはこの字典が終日終夜槃桓磅礴ばんかんほうはくしているのみである。
永日小品 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)