梅香湯ばいこうとう)” の例文
と、尊氏が碗を手にふくんでみると、それは梅香湯ばいこうとうだった。梅酢湯うめずゆに甘味を加えてよく雨期明けや暑中にくすりとして禅家などで用いているものだった。
私本太平記:12 湊川帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)