柴煙濛々さいえんもうもう)” の例文
「退くなっ」と、声をからしても、総くずれのやむなきに立到り、張飛も柴煙濛々さいえんもうもうたるなかを、逃げる味方と火に捲かれて、逃げまどっていた。
三国志:05 臣道の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)