柏屋かしはや)” の例文
幸か、抑亦そもまた不幸か、運命はこの危険なる時期に際して、予を予が年少の友たる本多子爵と、一夜墨上ぼくじやうの旗亭柏屋かしはやに会せしめ、以て酒間その口より一場の哀話を語らしめたり。
開化の殺人 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)