曲直瀬道三まなせだうさん)” の例文
元龜、天正の名醫といはれた曲直瀬道三まなせだうさんの診療簿「醫學天正記」である。刊本もあらうが、ぼくのは寫本で、その中に、道三が秀次の病を診た診斷が誌してあるはずだ。
折々の記 (旧字旧仮名) / 吉川英治(著)