(——信玄が死んだというのは嘘かもしれぬ。やがて、何かの大機会に、晴信入道信玄はるのぶにゅうどうしんげんここにありと、忽然こつぜん、世にあらわれてくるのではないか)
新書太閤記:05 第五分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)