“普茶”の読み方と例文
読み方割合
ふちゃ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
私は坊主の学校で坊主の学問を学んだから、そのころ坊主の食べ物に興味をもって、オーバクの普茶ふちゃ料理などというものをわざわざ京都や宇治へ食べに行ったりした。
明日は天気になれ (新字新仮名) / 坂口安吾(著)
「わたくしね、普茶ふちゃ料理にしますわ。みなさん、どうぞ、かち合わないようにね。」
万年青 (新字新仮名) / 矢田津世子(著)
又、人は飲食を共にすることによって交りが深くなるものだから、食事が大切であるとも言ったそうだ。成程、万福寺の斎堂さいどう(食堂)は堂々たるものであり、その普茶ふちゃ料理は天下に名高いものである。
日本文化私観 (新字新仮名) / 坂口安吾(著)