三尺の壁床かべどこに客の書いたものが余り宜い手では無く、春風春水一時来しゅんぷうしゅんすいいちじにきたると書いてあり、紙仕立かみじたての表装で一ぷく掛けてありますが、余り感心致しません。
松と藤芸妓の替紋 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)