斯山斯水しざんしすい)” の例文
オークランド岡が森のかげにきえたとき、一同の顔にさびしい色がうかんだ。明け暮れここで死活をともにした十五少年の二ヵ年、斯山斯水しざんしすい、なじみの深いこの陸地と、いま永久に別れるのだ。
少年連盟 (新字新仮名) / 佐藤紅緑(著)