手巧者てこうしゃ)” の例文
と越前守忠相の額に、ちらりと暗い影が走ると、かれはこころもち声をおとして、「手巧者てこうしゃな辻斬りが出おるというぞ。夜歩きはちと控えたがよかろう」
丹下左膳:01 乾雲坤竜の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)