旧字:當麻眞人家
当麻真人家たぎまのまひとけの氏神当麻彦の社へ、祭り時に外れた昨今、急に、氏上の拝礼があった。故上総守老真人かずさのかみおゆのまひと以来、暫らく絶えて居たことである。
死者の書 (新字新仮名) / 折口信夫(著)