廊架側ろうかわき)” の例文
ここの新陰堂は、城内に住む子弟たちが儒学を受ける講堂でもあり、また藩の文庫でもあるらしく奥へゆく通路の廊架側ろうかわきには、どの室にも、壁いっぱい書物の棚が見うけられる。
宮本武蔵:03 水の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)