椙原は八百五十石の年寄肝入役としよりきもいりやくであり、岩田は七百石の納戸なんど奉行である、婚礼の式には藩主からとくに使者を賜わり、祝宴は三夜にわたって催された。
合歓木の蔭 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)