市ヶ谷見附いちがやみつけ)” の例文
青山さんと土手で話しながら市ヶ谷見附いちがやみつけまで歩きましたけれど、私は何を話したのか分りませんでしたの。今でも覚えてゐませんわ。
ただし、町の人びとには、いたずら者として、市ヶ谷見附いちがやみつけから九段くだんにいたる間の人びとからは、憎まれはしなかったが、評判されていた。
私の歩んだ道 (新字新仮名) / 蜷川新(著)