“巌本”の読み方と例文
読み方割合
いわもと100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
この人は本名をお嘉志かしさんといい、横浜フエリス女学校を早く卒業して、巌本いわもとさんにかたづいた人ですが、その学才と人がらとはむかしを知っているものに惜しまれたばかりでなく
力餅 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
明治学院の旧い学窓を出た翌年かに巌本いわもと善治氏夫妻の蔵書の中に見つけた英訳の「労働」と題する一小冊子であったが、そんな記憶があるだけでも旧知にめぐりあう思いをした上に
千曲川のスケッチ (新字新仮名) / 島崎藤村(著)