“岩滑”の読み方と例文
読み方割合
やなべ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
いや、たしかに、これは久助君の通っていた岩滑やなべの学校の五年の教室ではない。いま読んでいる少年を、久助君は知らないのだ。
(新字新仮名) / 新美南吉(著)
岩滑やなべの学校はいなかの学校だから、なんといっても、都会ふうの少年はみんなの目をひくのである。
(新字新仮名) / 新美南吉(著)
というのは、「きたのン?」などということばは、岩滑やなべのことばではなかったからだ。岩滑のことばできくなら、「きたのけ?」あるいは、「きたァだけ?」というところである。
(新字新仮名) / 新美南吉(著)