山科郷やましなごう)” の例文
こうなるのも彼が一生の不運で、行綱は妻と娘とを連れて、この頃では京の田舎という山科郷やましなごうの片はずれに隠れて、わびしい浪人生活を送ることになった。
玉藻の前 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)