小森安吉こもりやすきち)” の例文
捕鯨船北海丸ほくかいまるの砲手で、小森安吉こもりやすきちと云うのが、その夫の名前だった。成る程女の云うように、生きている頃は、一発もりを撃ち込む度に、余分な賞与にありついていた。
動かぬ鯨群 (新字新仮名) / 大阪圭吉(著)