宛転滑脱えんてんかつだつ)” の例文
ろくろ首の踊りはます/\宛転滑脱えんてんかつだつとなり、風船玉は川風に煽られつゝ、忽ち蒸汽船の白煙りを潜り抜け、忽ち高く舞い上って待乳山を眼下に見、見物人に媚ぶるが如き痴態を作って
幇間 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)