まず、天日製塩法てんぴせいえんほうがある。これは、太陽のてりつける砂浜に、海水をまき、水分を蒸発させて、塩をとるのであるが、島の砂は、白珊瑚さんごのくだけたものであるから、まっ白である。
無人島に生きる十六人 (新字新仮名) / 須川邦彦(著)