後に大膳太夫盛忠だいぜんだゆうもりただというものについて槍術を覚え、それより自ら一流を開いたものでござるが、もとより武芸は出家の心でない、覚禅房は刀槍とうそうを好んで、かくは一流を開きましたなれど