大和田楽やまとでんがく)” の例文
そのうちに舞台では、昼、田楽十番を出して喝采をはくした大和田楽やまとでんがくに対抗して、近江田楽の一座が「夜の物八番」をこもごもに演じはじめた。
私本太平記:02 婆娑羅帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
これは、大和田楽やまとでんがくの組と、花夜叉の組が申しあわせて、こよいの最終に“天王寺の弱法師よろぼうし”と称する一法師と天狗群の大舞おおまいを演ずるための扮装だった。
私本太平記:02 婆娑羅帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)