五間四方あるという向入母屋造むこういりもやづくりの拝殿があり、その奥には浅間造なる建築上の一つの形を作ったところの、本殿の二重楼閣が、流るる如き優美なる曲線の屋根にりを打たせ
不尽の高根 (新字新仮名) / 小島烏水(著)