... 葉の上に題したる詩に、只知君報国満腔気ただしるきみがほうこくまんこうのき泣対神州一片秋ないてしんしゅうにたいすいっぺんのあきの句ありき」としてあり、十八年九月十三日の条にも、「朝家書又至る。応渠翁の書にいわく。 ...
鴎外の思い出 (新字新仮名) / 小金井喜美子(著)