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口書
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くちが
ふりがな文庫
“
口書
(
くちが
)” の例文
血だらけになったのをどこかへ捨てたんだろう——その剃刀さえ見付かれば、
口書
(
くちが
)
き
拇印
(
ぼいん
)
がなくたって、
処刑台
(
おしおきだい
)
に上げられる女だ
銭形平次捕物控:053 小唄お政
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
「お願ひだ、親分、お粂を助けてやつて下さい、今日中に
口書
(
くちが
)
きを取つて、八丁堀へ送ると、お
神樂
(
かぐら
)
の清吉の野郎があつしの前でフヽンと鼻を鳴らしましたよ」
銭形平次捕物控:311 鬼女
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
「林彦三郎は
口書
(
くちが
)
き
拇印
(
ぼいん
)
も済んで、伝馬町へ送られるという話だ、困ったことだな」
銭形平次捕物控:106 懐ろ鏡
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
「あ、宜いとも。それぢや錢形の親分が來る迄に、
口書
(
くちが
)
きの用意でもして置かう」
銭形平次捕物控:203 死人の手紙
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
“口書”の意味
《名詞》
江戸時代法廷で訴訟の当事者の口述を記録した書面。
(出典:Wiktionary)
口
常用漢字
小1
部首:⼝
3画
書
常用漢字
小2
部首:⽈
10画
“口書”で始まる語句
口書爪印
口書書
口書拇印