原野のはら)” の例文
さるほどに黄金丸は、主家を出でて幾日か、山に暮らし里に明かしけるに。或る日いと広やかなる原野のはらにさし掛りて、行けども行けども里へは出でず。
こがね丸 (新字旧仮名) / 巌谷小波(著)