半搗はんつ)” の例文
「めしはね、あんまり噛むとうまくないんだ、二、三度ぐらい噛んでね、ぐっとのみ込むときに、半搗はんつきぐらいのめし粒が喉をこすっておりるときの、匂いと味がね、たまらないんだ」
季節のない街 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)