源三位入道頼政が、嫡子伊豆守仲綱、次男源大夫判官兼綱、六条蔵人仲家ろくじょうのくらんどなかいえなどを引きつれて三井寺へ馳せ参ずる姿である。おのれの邸に火を放って、決意を示したのであった。