八住やずみ)” の例文
また、あの時胸をえぐられたにもかかわらず、八住やずみは悲鳴をあげなかった——それも、すこぶる重大な疑問じゃないかと思うよ。
潜航艇「鷹の城」 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
現在はウルリーケの夫——さきには室戸丸むろとまるの船長だった八住やずみ衡吉こうきちに、以前は事務長の犬射いぬい復六またろくとなっているからだった。
潜航艇「鷹の城」 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)