佐脇さわき)” の例文
脇部屋に手枕のまま寝ていた小姓の佐脇さわき藤八郎をゆり起して、宿直とのいの者へ馬の用意を伝え、自分はその間に早くも湯漬の膳部を、信長の前へ運んで来る。
新書太閤記:02 第二分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
と、異口同音にいいながら、庭いっぱい押し込んで来た顔を見ると、池田勝三郎がいる、佐脇さわき藤八郎がいる、加藤弥三郎がいる、また、旧友がんまくが見える、あばたの棟梁もいる。
新書太閤記:02 第二分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)