京野等志きようのひとし)” の例文
京野等志きようのひとしは、変りはてた祖国の土を踏み、漠然と父母兄弟がそのまゝ以前のところに住んでいるなら、という期待だけで、自然に東京へ向つて二昼夜の汽車の旅をつづけて来たのである。
光は影を (新字新仮名) / 岸田国士(著)