些事ネーベンザツヘ)” の例文
併し寄り縋る者に對する俺の愛は俺の全身を擧げて期待し追求してゐる一大事に對しては、不幸にして本質的に何の附加する處もない些事ネーベンザツヘである。
三太郎の日記 第二 (旧字旧仮名) / 阿部次郎(著)