九寸くすん)” の例文
自分はこの鋭い刃が、無念にも針の頭のようにちぢめられて、九寸くすん五分ごぶの先へ来てやむをえずとがってるのを見て、たちまちぐさりとやりたくなった。
夢十夜 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)