“ゝ（チョン）” の例文

「父上、四つ目の真中にゝ（チョン）のあるのばかり出て、ちっとも先へ進まれません。五（ぐ）ノ目を外した賽はないものでしょうか」

うすゆき抄 (新字新仮名) ／ 久生十蘭(著)

こういう条々が公設市場の開店披露のチラシみたいに一字ごとに◎やゝ（チョン）をつけ、波罫（なみけい）で囲ったり、リーダーやプレスで傍線をひいたりして大々的に強調してある。

だいこん (新字新仮名) ／ 久生十蘭(著)

“ゝ（踊り字）”の解説

「重点」はこの項目に転送されています。「重点」の語義については、ウィクショナリーの「重点」の項目をご覧ください。
踊り字、躍り字（おどりじ）は、主に日本語の表記で使用される約物（特殊記号）の一群で、〱、々、ヽ、ゝなどがある。おどり、繰り返し符号、重ね字、送り字、揺すり字、重字（じゅうじ）、重点（じゅうてん）、畳字（じょうじ）などとも呼ぶ。
コンピュータなどによってはそれぞれくりかえしやおなじ、「丶」は点、「々」はノマ、ノマ点などと入力すると表示される場合がある。
(出典:Wikipedia)