“ヴェル・マレ”の漢字の書き方と例文
語句割合
海緑色100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
雲母きららのように光る白銀色の押革を表紙にして、四つ隅と背に海緑色ヴェル・マレのモロッコ皮をつけたぞっとするような美しい装釘だ。長謙さんの仕業だ。
だいこん (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
みなおっとりと物静かで、プリンスのようなようすで足を組み、純真無垢な海緑色ヴェル・マレの瞳でやさしくあたしを見つめている。
だいこん (新字新仮名) / 久生十蘭(著)