“ローブヌイ・メスト”の漢字の書き方と例文
語句割合
首の座100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そこでツァーが首斬った人民の歴史を語っている首の座ローブヌイ・メストは、メーデイの人波とプラカートの波の下にかくれてしまっている。
道標 (新字新仮名) / 宮本百合子(著)
そっちの方角を埋める人波と、人波の上にゆれるプラカートの林立を眺めていて、伸子は、いつも特別な思いで眺める首の座ローブヌイ・メストが見えないのに気がついた。
道標 (新字新仮名) / 宮本百合子(著)
父の泰造が伸子に送る新聞につけてよこした赤インクのかぎはいまその形をひきのばされ、首の座ローブヌイ・メストを埋めて動いている数万の人々の上に幻のように立つようだった。
道標 (新字新仮名) / 宮本百合子(著)