“ヤールマルカ”の漢字の書き方と例文
語句割合
定期市100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
年一度、遠くペルシャやアルメニヤ、コーカサス辺から迄地方物産を集めて開かれる世界に有名な定期市ヤールマルカで、(一九二八年迄数世紀間つづいた)謂わばニージニという町全体が生きていた。
それからこつち、誰ひとり怖気をふるつて近寄らねえもんで、ここに定期市ヤールマルカが立たねえやうになつてから、かれこれもう十年にもなるべえ。
有名な定期市ヤールマルカが終った朝、ニージュニ・ノヴゴロドからイリイッチ号という小ざっぱりした周遊船にのって、秋のヴォルガを五日かかってスターリングラードまで下り、そこからコーカサス
石油の都バクーへ (新字新仮名) / 宮本百合子(著)