“モザイック”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
寄木板50.0%
模細工50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
彼の脚下垂直六十呎、視線は一階中央大広間の寄木板モザイック張りの床に衝突する。今夜の装飾工事の中心を成すものは、その広間に築き上げられる大装飾塔だ。
その時間の空虚なところを、自分の趣味にかな模細工モザイックで毎日めて行く彼は、今まで自分と全く縁故のないものとして、平気で通り過ぎた人や物にだんだん接近して見ようという意志ももっていた。
明暗 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)