“マカンシ”の漢字の書き方と例文
語句割合
馬貫之100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
馬貫之マカンシの細君が、辻の枝が裂けたアカシヤのところに立っていた。彼は、思わず、子供を抱きあげた。
武装せる市街 (新字新仮名) / 黒島伝治(著)
すゞは、中津らが彼女の家へ押し入ってきた時、俊と一郎と三人で隣の馬貫之マカンシ棕梠しゅろの張った床篦子チャンペイズの下で小さくなっていた。それを覚えている。たしかに三人だった。
武装せる市街 (新字新仮名) / 黒島伝治(著)