“ボルシチ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
甜菜スープ33.3%
肉入濃汁33.3%
雑汁33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
毎日おひるになると、中庭はもとより門のそとの往来へまで、甜菜スープボルシチだの羊や鴨の焼肉だののおいしそうな匂いが漂い、それが精進日だと魚料理の匂いにかわって、門前に差しかかる人は
可愛い女 (新字新仮名) / アントン・チェーホフ(著)
シゴイさんの好きだった料理だけで献立表ムニュウをつくり、詫間がうけたまわって腕をふるったが、肉入濃汁ボルシチとは名ばかりの、玉葱たくさんのロシアシチュウと
だいこん (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
ディカーニカの哥薩克どもが雑汁ボルシチをすする鉢はみんなこの鍛冶屋が彩色をするのだつた。この鍛冶屋は信心ぶかい男で、幾度も聖者の御像を描いた。